ブリュノ・ギットニイ (Bruno GUITTENY)テノール

国立アンジェ地方音楽院で声楽をフィリップ デュヴァル氏に学んだのち、フランス軍合唱団に抜擢され、その後、二シーズン、トウルーズのカピトル劇場に招聘される。1993年から2000年にかけ、ナント・オペラ座合唱団のメンバーとなる。オペラ歌手としては、パリ( バスティーユオペラ座、ガルニエオペラ座、オペラコミック座、シャトレ座 ) 、モンペリエオペラ座など、さまざまなオペラ座で、多数のプロダクションに出演し現在に至る。

日本人指揮者、佐渡裕氏の下にモーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」のドン・バジィリオ役をナントオペラ座で歌っている。

フランスのオペラコミックやオペレッタのレパートリーを、得意な役柄とし、『美しきエレーヌ』のパリス、『修道院の近衛騎兵』のゴントラン、『微笑みの国』のグスタフ、『メリー・ウイドウ』のカミーユ・ド・ロジヨンといった役が挙げられる。また、モーツアルトの『救われたベトウーリア』やサン=サーンスの『クリスマス・オラトリオ』などのオラトリオやプッチーニの『グローリア・ミサ』、ロッシーニの『小荘厳ミサ曲』、また世俗カンタータ、カール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』にも出演している。

「アン・コンパニー・デ・サルタンバンク」歌劇団で、『パリの生活』、『カディスの美女』、『ヘラクレスの偉業』といったオペレッタや、『ラクメ』、『ミレイユ』、『ロメオとジュリエット』、『ミアルカ』、『ホフマン物語』、『真珠採り』、『美しきエレーヌ』などの広範な抜粋版、さらには多数の宗教音楽コンサートの、演出を手がけ、かつ歌手として出演している。